介護保険詳細

 介護保険「Bサービス提供責任者の役割(7)」
  • ☆訪問介護計画の作成 サービス提供責任者の大きな役割に、訪問介護計画の作成があります。従来は個別援助計画と称され、訪問介護員が実際に業務の一つとして行ってきたものですが、介護保険下で、その役割がきちんと明記されたわけです。 介護保険は契約によってサービスの利用が開始されることから、現在、「サービスの標準化」が強く求められています。訪問する訪問介護員によって、サービス内容に違いが生じることは許されないわけです。チーム全体が利用者のニーズを把握し、援助目標と支援内容(方法)を共有化するためにも、訪問介護計画の作成は不可欠です。スタッフがその場限りの思いつきでサービスを行っていれば、利用者は安心してサービスを受けることができませんし、ニーズの発見も遅れてしまうでしょう。 基本的に訪問介護計画は、介護支援専門員(ケアマネージャー)の立てたケアプランに沿って作成されます。しかし訪問介護員サイドでもアセスメントを行い、利用者にとって適切なサービス提供がなされるように、サービス提供責任者は計画の作成にあたらなければなりません。 そして、利用者の身体状況や生活状況は変化していくものです。そのため、訪問介護計画も随時見直しが必要となります。また計画書及び提供した介護記録は、サービスが終了しても2年間保管することが義務づけられています。