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サービス中のケガ(訪問介護員)
今月よりサービス時のひやりはっと事故事例を、【月間ひやりはっともばイルカ】で発信させていただきます。
慣れたお仕事ほど「ついうっかり」と思わぬ事故に繋がることがあります。常に緊張感を忘れずにサービスに入ることが大切です。
[状況要旨]
ご利用者様と一緒に行う調理のサービス中、食品の袋を開ける際、はさみで切ろうとしたが見つからなかった。
そのため、左手で袋を持ち、手近にあった包丁で袋の上部を切り裂いた際、誤って自分の左人差し指の先を切ってしまった。
かなりの出血があったが、手持ちの絆創膏で押さえ、ディスポグローブを重ねてその後のサービスを対応した。
帰宅後に絆創膏を外すと、出血がまだ止まっておらず、急遽救急車を読んで掛かりつけの病院へ搬送され、縫合処置を受けることになった。
[問題点・原因調査]
<問題点>
・台所にあるはさみが見つけられず、手近にあった包丁を使用した。
<原因分析>
・日常家ではさみ代わりに包丁を使う事もあるが、食品の袋を左手に持ったままの不安定な状態で、包丁を使用した事。
[今後の是正について]
〈分析結果〉
・落ち着いて、はさみを探す。
・包丁で封を切る際は、手で持たずまな板の上に置いた状態で使用する等、万が一のケガを考慮して対応する。
サービス時だけでなく、自宅で家事をする際も「いつもやっているから・多分大丈夫だろう」ではなく、「もしかしたら・ケガをするかもしれない」という意識を持って行動しましょう。